■2006年5月9日
今日の朝はヒルズライフというフリーペーパーの取材でした。
朝5時から起きての仕事だったので一日が長く感じられますが、
もう既にお昼から眠いです。
こんな状態でトレーニングに行って大丈夫でしょうか....
撮影のために初めて六本木ヒルズのレジデンスに入らせていただきました。
ホリエモンと同じ棟とはいきませんでしたが、いやぁでもなんだか
近未来的で面白かったです。
家具類は全てあるので、すぐに生活が始められます。
そう、つまりはマンスリーマンションの超高級版と言うか、
アパートメントホテルですね。
撮影が終わって廊下に出たら、ホテルと同じようにシーツやタオルの
交換ワゴンが来ていましたから。
ワンルームに近い作りの部屋からは東京タワーが目の前に見えて、
それはそれはいい感じです。
マンションのエントランスといい、ホテルのように受付はあるし、
エレベーターも六本木ヒルズと同じようにテレビは入っていて非日常的です。
古い家とは真逆ですけれど、いつかこれが古くなった時にはどうするのかな、
とも思います。
また壊して新しくするだけなのか、時代に取り残されていくだけなのか。
古くなった時に味わいは出るのでしょうか。
難しいですね.....
ゴールデンウイークが終わりましたね。
毎年何処にも出掛けずに、すごいなぁ、混んでるなぁとテレビを見ながら
ため息をつくだけの日々です。
いやもちろん仕事はしているので、何処にも出掛けられないだけですが。
それより仕事をしながら連休が過ぎていきまだ仕事は続いていますが、
何処にも出掛けなかった、いやちゃんと休めなかったことへの脱力感が、
月曜日の朝から漂っています。(笑)
唯一、渋谷に出掛けました。
長年マックを使っていますが、アップルストアには行ったことがなかったのです。
でもどうしても欲しい部品があるのと、あまりにもアップルのサービスセンターに
電話がつながらないので....
さすがにスタッフはいろんなことを知っていましたね。
ほぅ、プロだねぇ、という感じでした。
でも欲しかった部品はどうしても自分ではつけられないものだと知り、
戦利品なしで帰りました。
こういう時はなんだかいろんなものを否定的に見てしまいます。
それにしても渋谷はうるさい。
アップルストアの中でも数種類の音楽が入り乱れ、街を歩いていても
いろんなお店から音楽を垂れ流しているから、頭がクラクラします。
連休前の話になってしまいすが、仕事で上野に行ってきました。
ついでに芸大にも行って半年前にお願いしていた書類を取って来たり。
帰り道のことですが、車を根津のほうに止めていたので、久しぶりに
細い裏道を歩いていました。
私が大学に通っていた頃、もう27年くらい前になりますが、実家からの
通学はお金に余裕がある時は車で、そうでない時は千代田線で根津から大学、
というコースでした。
根津は独特の街並があって、詳しい理由はわかりませんが、家々の窓に
京都のような細い格子が入っていたりします。
もちろんそういう街並も本当に減りましたが、1本裏道というか、こんなところ
通っていいのだろうか、というくらい細い道に入ると、まだ少しそういう家が
残っています。
何を隠そう、ポンプ式の井戸がまだあるのです。
それもひとつは道のど真ん中に。(笑)

そんな懐かしい風景を楽しもうと思って裏道に入ったのですが、
ひとつ素敵な古い家が目に留まりました。
まだこんな家が残っているんだなぁ、と思ったら、その玄関には
カフェの看板が小さく出ていて、ちょうど営業が終わる時間だったのですが
入らせていただきました。
細い格子のある家をそのままカフェに改装していて、とてもとても
素敵なところでした。
残念ながら表の写真を撮り忘れましたが、グレープフルーツパイもカフェオレも
美味しゅうございました。

店主は漫画「めぞん一刻」の管理人さんを年取らせた(失礼)、というか、
私の知人にそっくりなのですが、芸大でいえば美術学校側のデザイン専攻出身、
といったらいいでしょうか....
知的で綺麗な人でした。
自分で家を直したとも言っていました。
インテリアの趣味もいいし、何よりお店の中に流れている時間の感覚が、
とても静かでいいです。
築70年近くと言っていましたが、やはりこの頃にお金をかけて作られたものは、
いいものです。



そしてこういうものがなくなっていくことに、やはりとても抵抗を感じます。
もちろん古い家はとても大変なのですけれど....
お店の名前はPEKOE。
場所は不忍通りから言問い通りを芸大のほうへ上っていき、右側の裏道にあります。
散歩しながらでもお探しください。