Motel Chronicles


■2002年9月01日

プレゼント品の大公開です。
今回は2002年コンサートツアーを記念したスタッフグッズ(非売品)を、
2名の人にプレゼントします。

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今更ですが、携帯電話ストラップです。でも自腹で作ってます。
デジカメのストラップにしてもいいかもしれません。
写真があまりよくなくてわかりづらいかもしれませんが、色は黒、茶の一本ずつ。
本皮、プレートはシルバー製。シリアル番号付きです。(50本限定)
デザインに凝ったため製作期間が長くなってしまい、ツアー終了後の完成となりました。
そのほかのコンサートグッズを含めて、プレゼントさせていただきます。
コンサートツアー初日から8月19日までにメールをいただいたかたの中から、
今週中に抽選をして当選者のかたにメールでご連絡します。
なお、フリーメール等は抽選からはずさせていただく場合があります。
ご了承ください。

■2002年8月23日

運勢。
人それぞれにはやはり「運勢」があって、しかも周期を持っている。
現在の私は、買い物運がまったくない。
ないのがわかっているから、すごく気をつけながら慎重にしているのに、である。
保証が効かないのをわかっていながら、海外から録音機材を取り寄せてみては、
やはり少し壊れている、とか、先日は音楽用ソフトのプラグインを購入したら、
一番使いたかったものがどうしてもうまくいかない。
自分のコンピューターに何か問題があるのか、設定ミスなのか、結線が違っているのか、
などと朝5時までかかっても解決出来ず。
結局、電話してみればなんのことはない、店頭で売られているソフトのバージョンが少し古く、
それによって私のシステムとは相性が悪く、「ネット上からダウンロードしてください」だった。
それなら店で「売るな!!」と、怒りたい。
朝まで格闘した私のあの時間は、なんだったのだろう...
 
そう、猫をそろそろ飼おうかと思うのだが、これもおそるおそる、である。
これだけ運勢が悪いから故障した猫がきたらどうしようかとか(ロボットではないから...)、
性格がすごく悪く、暴れん坊でチェロをけっ飛ばしたら、と猫を欲しい気持ちと
運勢の悪さの間を、揺れ動いているところ。
とはいえ、今までそのことによって不幸になったわけではないけれど、ささいな、
いや結構面倒な後処理や時間の浪費がつらい、今日この頃ではある。
 
 
ぽんぽん焼きなどと間違ったことを書いたら、たくさんのメールをいただきました。
それから昔の食べ物だとばかり思っていたら、今でもお祭りなどで食べられるそうです。
いただいたメールの中に書かれていた名称は、「ぽん焼き」「ぽん菓子」が大多数で、
あと、ぽんせんべい、どっかん、ばくだん、ポンはぜ、こめはぜ、ばっかん(関西)、
バクダン焼き、爆弾あられ、など。
こうなってくると、永六輔さんの世界ですね...
メールありがとうございました。
 
中京テレビの取材が、自宅でありました。
制作過程の収録です。
ついでになぜだか、多摩川を散歩している風景まで。
そう、多摩川は私が生まれ育ったところでありまして、3歳の頃から本当によく遊びました。
収録の日は非常に涼しい、雲がきれいな遅い午後で、本当に気持ちよかったです。
小田急線から第三京浜陸橋までの東京側は、私の「庭」ですから、
ここにクワガタとカブトムシ、ここにわき水があって、アメリカザリガニはここ、
と全部覚えています。
まるでタイムスリップしたようでした。
もちろん、当時とすっかり変わってしまったところもありますけれど。
言葉が貧弱ですが、本当に「のどか」で、あぁ私はこういうところで育って、
いろんなものをこの多摩川の自然からもらってきたのだなぁ、と考えていました。
最近、何故だか幼少時代のことばかりを思い出させることが、続きます。
 
 
コンサートツアーでのこと。
コンサート終了後のサイン会についての意見を、いくつかいただきました。
「流れ作業のようで、味気なかった」というご意見があったので、
ここでお詫びさせていただきます。
ただ、いいわけになりますが、大きい会場では300人以上のかたがお待ちいただいていること、
サインをする品物等を限定させていただかないと、時間がかかりすぎてしまう等、
いろいろな問題をクリアした結果、今の形になっています。
数年前に、やはりサイン会に時間がかかりすぎて、最終の新幹線に乗るために、
お待ちいただいていたお客様を残して、会場をあとにしたことがあります。
その反省からも、また、公演後はあまり右手に力が入らない理由からも、
現段階ではショートバージョンのサインのみで、握手はご遠慮させていただいています。
ただ、長い間並んでたったこれだけ?、という気持ちはわからなくもなく、
では、いっそのことサイン会はないほうがいいのか、と、私を含めスタッフ一同、
悩んでいるところではあります。
ご理解いただけると、助かります。

■2002年8月20日#2

書き始めると止まらない、悪い癖。
早く仕事すればいいのに、と心の中ではドキドキしながら、美味しい話をもう少し。
 
大阪、幼少時代のおやつの記憶は、ぽんぽん焼きに始まる。
これもほとんどの人は知らないだろうから、ネットで調べてみようとおもったら、
どうやら私の勘違いなのだろうか、目当てのものにたどり着かない。
リヤカーに薪かガスコンロを積んで、釜のようなものの中でお米を爆発(?)させて、
お菓子にしたようなもの、と記憶しているのだが、全くの勘違いだったら申し訳ない。
リヤカーにはその他、駄菓子屋で売っているようなくじ付きの飴とかお煎餅とか、
するめいかが並んでいた。
当時それと日替わりに来たのが、紙芝居。
私はお金を払って見たことがないのだが、お金を払うと水飴かリンゴ飴をもらえて、
自転車の荷台にくくりつけられた紙芝居の真ん前に座ることが出来た。
 
東京での思い出は、夏の「梨」である。
私の実家は多摩川の近くであったので、近所にはたくさんの梨園があった。
最近ではすっかり見なくなってしまったが、日曜日といえば父に連れられて梨園に行き、
カゴ一杯にもいで帰ってくる。
買い物かご2杯分はあったから、その日から毎日「梨」である。
そしてまた日曜日が来る...、そんな繰り返し。
 
食べ物は体内記憶である。
女性は男性よりも体内記憶を作れるチャンスが多いのだが、男性は「食べ物」が
唯一の体内記憶といってもいいかもしれない。
よく、お袋の味、というのはそういうものだ。そしてそれをうるさく言うのは、
男の方が断然多い。
旅に出ても、見たことや聴いたことより、そこで何を食べたかを思い出すことで、
その時の風景や風の感じ、何処に泊まったかなど、その一日を思い出すことがある。
でも、これだけ書いてみると、ただ卑しいだけなのかな、という気もしてくるが...
 
最近のダンチュウ(詳しくは説明しませんが)で春巻きの特集があった。
いつも良く行くお店の生春巻きが大きく特集されており、そのためか、
お店がとても混んでいて行くことが出来ない。作り方が載っていたのはうれしいが、
やはりお店で食べるものが絶品である。
「今日の料理 / NHK」は大変よく出来ている。
ただ見ているだけでも美味しそうだし、読んでも簡単に出来そうである。
本を読んで作って美味しいのは、やはり小林かつよさん。息子さんも。
以外なのは、グッチユウゾウさんが美味しい。
憧れは向田邦子さんの料理本。
私には難しすぎるのと、手間が多すぎるので、作ったことはないけれど。 

ページを見ていただいたカウンターの回数が43585を記録した。
今年の2月からのカウントなので、私自身少しびっくりしている。
どうもありがとう。
約束していたページも、暇を見つけてなんとか作っていきたいとは思う
毎日ではあるのだけれど...
 

■2002年8月20日

美味しい話。
 
昨年の初夏にトマトのコンポートの話を書いたが、それを覚えていたから
メールをいただいた。
そう、今年も美味しくいただいている。
一日に店に並ぶ量は少なく、しかも今年はこのおいしさを知った人が増えたようで、
遅い夕方には売り切れている。
それでも少し多めに買えたときは、友人にお土産として持っていくのだが、
皆、このおいしさには驚く。
見た目とのギャップも手伝っているのかもしれない。
 
今年はトマト料理が流行っているそうで、うれしい限り。
昨年のテレビロケで、イタリアのトマトのおいしさを再確認したけれど、
最近日本で買えるトマトもだいぶ美味しくなってきた。
もともと雨の少ない土地で生まれ育ったものらしいので(アンデスだったか?)、
あまり水をやらずに育てると、野性味たっぷりの甘いトマトに育つらしい。
そういえば小学校生の頃、家の庭には夏になればトマト、キュウリ、
茄子がたくさんなっていた。
まだ家の建てられていない裏の空き地にもはみ出していたし、ミョウガ、
イチジク、秋になれば栗も。
 
また、そのころの毎日のおやつといえば、裏庭から自分で取ってくるイチジク。
イチジクは最近どうも高級果物になりつつあるらしいが、私の感覚からすれば
何処の家の裏庭にもあって、勝手に取っても怒られないくらいの、そのくらいの果物だ。
(イタリアテレビロケの中で、チーズの制作過程の中でチーズを凝固させるために、
イチジクの木の白い液体を使っていた。羊飼いのおじさんは、
古代ローマ時代からの方法と、自慢していたっけ。)
あと、近所のスーパーで買う10円のコロッケ、パンの耳を油で揚げて、
砂糖をまぶしたもの。
(少し貧乏だな)
春には、日曜日の夕食のあとにはイチゴが出たけれど、今みたいにそのまま
食べられるほど甘くないから、イチゴ全部をフォークでつぶして、
それに牛乳と砂糖をかける、というもの。
(コンデンスミルクをかける食べ方は、好きになれなかった。)
こんな時代を覚えている人は、いるのだろうか...(それともうちだけが特殊だったのか?)
そして一番のお気に入りのおやつは、なんといってもプリンだった。
時々、母親が思いだしたように作ってくれるのだが、蒸しすぎてすがたってしまっている。
でも、焦げすぎたカラメルといい、本当に美味しかった。
当時の味に一番近い感じといえば、紀伊国屋のプリンが近いけれど、もちろん
あれほどの高級感あふれる「味」であるはずがない...
 
大阪に住んでいた小学校時代は、東京との往復に開通したばかりの新幹線を使っていて、
クラスの中でも乗ったことのある人は私だけで、ちょっとだけ自慢だった。
当時の車内販売に「三色アイス」というものがあって、チョコ、ヴァニラ、イチゴが、
丸いカップの中にきれいに三等分されていた。
大好きで、片道一個は買ってもらえたのだけれど、子供心ながらもイチゴはまずくて
食べられなかった。
必ず母か妹に食べてもらった記憶がある。
当時はもちろん本物が入っているはずもなく、合成甘味料でイチゴ味を
作りだしていたのだと思うが、それが大変薬くさく、大好きな新幹線にも酔うほどだった。
  
子供の頃の話をもう一つ。
当時、外食をすることはほとんどなかった。
たまに外出するとき、例えば新宿のデパートに買い物なんて、いまの海外旅行くらいに
インパクトがあった。
そしてその時だけは、デパートの大食堂や喫茶店に入ることが出来き、
私がオーダーするものは決まっていた。
クリームソーダ。
これ一筋。
緑色のソーダ水の中にアイスクリームが入っている、あのバランスの取れた美しさ、幸せ感...
今でもこれを注文すると、当時にタイムスリップする。
 
トマトの話に戻るが、最近食べたトマト料理の中で美味しかったのは、
良く行く中華料理店の「トマトと卵のスープ」、そしてトマトのおでん。
えっ?と思う組み合わせも、トマトはこなしてしまうから、不思議な食べ物でもある。
美味しい話は尽きない。

■2002年8月19日

雨。
私は雨との相性が悪い。
車の洗車をすれば必ず何時間後かには雨が降り始めるし、
先日も珍しく猫の額ほどの庭にある植木をせん定し、綺麗に水をまいたその日の夜に、
雨が降り始める。
もう2週間近く雨が降っていないのに、である。
ここまでくると、ひょっとして特殊な能力があるのではないかと、思い始める。
実際、洗車したい、と思う時は雨なんだと、考えるようにしている。
先ほどから台風の影響で雨が降り始めた。
ひどくならなければよいが。
 
幼い頃の妹の髪の毛は、それはそれは見事にカールしていて、
特に雨が降る前は、クルックルになったもの。その要素が私の中にも
残っているのだろうか...
 
ただ、雨は好き。
災害をともなわない雷、嵐も。
先月早めに取った夏休みでいったところも、最初の二日ほどは毎朝雷をともなった
スコールのような雨で、気持ちがよかった。
標高2500メートルを超える街。
飛行場は今時珍しい、タラップ仕様。少し前までのチェコがそうだった。
私はこのタラップで飛行場に降り立つのが、大好きなのだが...

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いろいろな〆切が目前に迫っていて、毎日生きた心地がしない。
これでも相当気が弱いので、寝ても覚めてもずーっと仕事のこと
(メロディとか)を考えていて、最近では夢の中でも、である。
あぁ胃が痛い。
 
そんなわけで一ヶ月ぶりの更新も、これにて。
 
溝口肇2002年コンサートツアー「神様のチェロ」スタッフ用記念グッズを
このページをご覧になっているかたに、プレゼントします。
ツアーが始まってから昨日8月18日までにコンサートの感想メールなど、
メールを送ってくれたかたの中から、抽選をします。
品物はシリアル番号入りの特注携帯ストラップ。ちゃんとデザインから起こしています。
まだ品物も出来上がっておらず、当選者もたぶん二人分ほどしか
余裕がないかと思いますが...
そのほかコンサート会場ではサインをしなかったパンフレットに、
フルバージョンのサインをしたものを、3名さまに。
9月中頃までに当選メールが当選者に行きますので、受け取り希望のかたはその時点で
必要事項を返信してください。
今回は応募、というよりも日頃のご愛読感謝記念プレゼントです。
今から応募メールを書いても、間に合いません。
ご了承ください。

■2002年7月18日

昨日大阪公演を終了し、東京に戻ってきました。
わずか5カ所のコンサートツアーでしたが、たくさんの方に来ていただいて、
本当にありがとうございました。
ここ一週間で名古屋、大阪、大阪と移動宿泊が続き、私にとっては
きついスケジュールでしたが楽しいでもありました。
公演が全国30カ所以上、人によっては70カ所なんていう人もいますが、
体力的にもたない?私は回数を考えてじっくりやっていこうと思います。
ただ、昨夜、スタッフやミュージシャン達と食事をしながら、もっとツアーを
続けようという声もあって、それはそれでうれしいことでした。
昨日、最後のステージでお礼を言えなかったスタッフ達にこの場を借りて、お礼を言います。
 
コンサートでの演奏曲目を、いつもの通り発表します。
 
01 エターナル
02 ambrosia
MC
03 夜間飛行
04 am angel
05 So Long
06 Offset of Love
MC
07 透明な心
08 神様のチェス
09 キリンと月
MC
10 ローズ
MC
11 鳥の歌
12 プロローグ
13 サプライズ
MC
14 Run Yuko Run
MC
15 世界の車窓から
16 車窓の人
17 a Thousand sky
MC
18 Lingt in Paris
encore
19 Espace
 
今年も溝口肇コンサートグッズプレゼントの企画があります。
私が個人的にコンサートスタッフ用に作る「グッズ」なのですが、
今回はちょっと凝ったものを作っています。
ちょっと懲りすぎてコンサート終了までに間に合っていないのですが、
それを(数未定)プレゼントします。
応募方法はもうそれとなく考えていています。
楽しみにしていてください。

■2002年7月12日

今日は名古屋公演の日です。
なぜ、こんな日にページを更新しているかというと、
昨日、テレビ出演のために名古屋に来ました。
見た方もいるでしょうか、「ニュース プラス 1」という番組。
今度、この番組のテーマ曲を創ることになりました。そしてコンサートの
お知らせを兼ねてテレビ生出演!!
新幹線から名古屋のホームに降り立つところからテレビカメラが密着取材されて、
「どんな有名人が?!」という感じで恥ずかしかったです。
そしてその新幹線から降りるとき、事務所スタッフと
「どうすればいいの?カメラに挨拶なし?」
などと列車のドア口に並んだお客さん越しに話をしていましたが、
その一人が飯島愛さんでした。
そのあと中京テレビのスタジオでお会いしたときにわかったのですが、
大変失礼をしました。
新幹線に何度も乗るといろいろな方に会うものです。
 
「ニュース プラス 1」番組キャスターは、本多小百合さん。大変笑顔の素敵な、
とても綺麗な方でした。中京テレビのアナウンサーは皆さん素敵なのですが、
名古屋に美人が多いところなのでしょうか...?

それにしてもニュー番組の裏舞台はすごいですね。
本番の直前まで取材映像の編集をしていたり、中継があったり、本当に時間との
勝負という感じで、毎日これが続いていると思うと、私は頭クラクラします。
 
今回は久しぶりの名古屋宿泊。しかも連泊。
たぶん、10年くらい泊まっていないかもしれません。
なぜなら新幹線に「のぞみ最終」が出来てからというもの、東京に日帰り出来てしまうから。
故に名古屋でいただく手羽先も、10年以上ぶりの美味しいものでした。
 
名古屋は東京の次にたくさんコンサートをしている場所。
会場もとっても和やかな雰囲気でした。
コンサートも無事終わり、ここからこのページは、帰りの新幹線にて書いています。
新幹線の中でページの更新をし、しかも写真まで編集していると、
こういう移動もなかなか楽しいものです。

下の写真は名古屋滞在中のものです。


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