Motel Chronicles


■2003年6月1日

先月の終わりに大阪、名古屋とプロモーションに行ってきました。
今回は2拍3日とリキ入っていまして、新聞や雑誌の取材、ラジオ出演、テレビ出演と
たくさんのことしてきました。
5月30日の『ニュースプラス1』、観ましたか?
中京テレビを観られる中部地区の方々だけでしたが、楽しんでいただけたでしょうか。
 
そう、CDをリリースしてコンサート前には、プロモーションをします。
必要のない人はちょっとうらやましいけれど、でもやっぱりいろいろな人と出会えるし、
知り合いになった人も増えました。
 
写真は名古屋のもの。何故かホテルから見る景色は去年とそっくりでした。
ひょっとして部屋番号同じかな?
にやけているのはニュースプラスワンのキャスター、本多さんとのツーショット。
中京テレビのホームページでも、見られます。
http://www.ctv.co.jp/indexmenu.html
彼女のページもあります。
http://plus1.ctv.co.jp/fromstudio/



でも最近ちょっとした問題が...
年を重ねる毎に重いものを持つのが大変になるのは当たり前ですが、
チェロを持っての移動が少し辛くなりつつありました。
もちろん東京都内の仕事だと自分で運転していくだけですから問題はないのですが、
30年以上も同じことをしてきていて、だいぶ右肩(右手、もしくは右肩でしか持てません)
が下がっていて、シャツを着るとスタイリストさんに、なんかシャツよれてますね、と。
今回のプロモーション活動は結構ハードスケジュールだったため、
一大決心をして世界一軽量なチェロケースを買いました。
存在事体はずいぶん前から知っていたのですが、泣きたいほど高価だったので...
でも、効果抜群。
全体重量のわずか2キロ弱の減量なのですが、すごいのです。
チェロ+ケースの重量を30年以上知ってきた私にとっては、ちょっとした
カルチャーショック。
何度もちゃんとチェロが入っているのかと、確かめてしまうほどです。
有名なチェリストやスタジオミュージシャンの中でも持っている人を見かけては
いたのですが、初めて納得しました。
でも欠点は弱いこと。
今まで私が使っていたケースは、上に人が乗ったとしても大丈夫
というほど頑丈なものでしたが、今回のケースは尖ったものに弱く気を使います。
でも、疲れ方は全然違うものでした。
蛇革のようでちょっと、どうなのでしょう...こんな感じなのです。
 
 
 
今日からリハーサルが始まりました。
今回もすばらしいミュージシャン、スタッフ達です。
お楽しみに。






■2003年5月22日

昨日は新しいCD、archcelloの発売日でした。
皆さんはもうお聴きになりましたでしょうか?
私は毎日、コンサートの準備、CDのプロモーション活動と忙しくしております。
ラジオに生出演したりしておりますが、何せ忙しいものでその情報を
アップ出来ずにいるのが、心苦しい限りです。
マネージャーもいっぱいいっぱい、という感じで、スケジュール更新出来ずにいます。
まぁ、いいことではあるのですが...
 
このページの更新が少ないとやはりメールも少なくなりつつあります。
しょうがないことですが、それより私は新聞に書く原稿で音楽の仕事以外の
ほとんどを取られているので、それも辛いところであります。
もう少しで800字の原稿を週一回書く、というリズムに乗れそうなのですが、
しばらくは一週間に2本ずつ書いて一つを没にする、という非常に贅沢な書き方を
続けようと思っています。
そして一週間自分の文章を読み返しながらでないと、
なかなか完成されたものが出来ないのです。
ネタが切れてきたらこんなことしていられないと思いますが、
この感覚はちょうど作曲を始めたころと似ていて、今のところは
幾らでも書ける気がしているのです。
友人はみんな最初だけ、と言っていますし私もそう思いますが...
 
それにしても書くことが早くなりました。
作曲もこういう調子で書けるといいのですが、やはり私にはコンピューター、
そしてe-mailがあってこその創作活動のような気がしています。
原稿用紙と鉛筆ではこうはいきませんから...
脚本の学校とかでは原稿用紙に書くことを前提にしているようですが、
私はやはりこの御時世、デジタルでしか書けない作家がいても
いいのではないかと思います。
もちろん、原稿用紙に書くことはすばらしいこと、と思っていますし
そうしたいのですが...
でも、音楽の譜面も全部コンピューター化にして数年が経ちますが、
何もかわっていません。
オーケストラスコア譜面を書ける、というのがもともとあるからかもしれませんが、
むしろコンピューター化してからのほうが可能性としても大きく広がっています。
作曲、アレンジの段階で大きな冒険も出来ますし、それをプリプロの段階で
シュミレートして検証できる。
ダメなら元に戻すことがすぐできるし、検証できることによって
レコーディング本番でのリスクも減らせるということでもあります。
 
書き始めてから、いろいろな言葉からネタ探しを無意識のうちにしている様です。
新聞や週刊誌、ビルボードのコピーまで気になってしまいます。
それは文章を読んだりマネをするのではなくて、その中の一言が
自分の中でどう広がっていくか、を見つけているような気がします。
もう一つ思ったのは、やはり書いたものを公表する、ということ。
自分のホームページで書いていることも同じと思われるかもしれませんが、
どんなに規模は小さくとも読む人はお金を払って、そして書くほうはギャラをもらって、
そう、プロとして仕事をする場は、同じ書くことでも雲泥の差があります。
一字一句自分の感性や責任であるわけですから、本当に神経を使います。
もちろん音楽でも他業種でもなんでもそうであるはずですけれど。
 
大阪の産経新聞、金曜日の夕刊に連載が始まりましたが、
先日いただいたメールでは読めないのが悔しくて金曜日だけ大阪の営業所から
郵送で送ってもらって読んでいます、というすごい人もいらっしゃいました。
そこに至るまで相当大変だったと思いますが、脱帽です。
そしてありがとうございます。
いいもの書こうとがんばります。

■2003年5月7日

ャーからスケジュールの更新がありました。
カウンターが11万を超えました。少しずつではありますけれど、
ちゃんと増えていて気にしていないとはいえやはりうれしいものです。

■2003年5月3日

今日は舞台「黄昏」の初日でした。
初めての舞台音楽担当。
どんな仕事も大変ではありますけれど、なかなか楽しいものでした。
始まってしまえば私の仕事はもうありません。
ドキドキしながら初日を観て、音響の人に少しだけ
音量の調整をお願いしてお終い。
そう、演出家も明日からは違う仕事に行くといっていましたし、
私ももちろん違う仕事を始めている。
舞台に立つ人たちは今日がまさに「初日」であるわけでスタートを切ったばかり。
祭りの準備を一緒に始めたのにさぁこれからと踊り始める人、そして帰っちゃう人。
私はもちろん後者でちょっと寂しかったりもします。
 
練習から何度か観てきて話はもちろん頭の中に入っているのですけれど、
お客さんと一緒に観るというのはまた違った世界でした。
話がぜんぜん違うものに思える瞬間や、楽しかったり悲しかったりが増幅されたりと、
やはり舞台は観客ありきなんだなぁ、と今日つくづく考えさせられました。
俳優達も全然違いますしね...
 
いい舞台だと思います。
お時間のある方、是非銀座まで足をお運びください。
5月3日から12日までル テアトル銀座
5月13日、14日 新潟市民芸術文化会館
5月24日静岡グランシップ
5月26日新神戸オリエンタル劇場
出演 八千草薫、杉浦直樹、浅野温子、
   成宮寛貴、石田圭祐、伊藤正之
 
締め切りに終われていなければらくびにもう一度観てみようかな、とも思っています。
でも裏方も楽しいけれど、ステージに立つのもやはり忘れがたいわけで、
6月のコンサートを自分自身でも本当に楽しみにしています。
 
 
先日、篠山紀信が自宅に来て写真を撮っていきました。
すごかった〜!!
「一流」というものをしかと見させていただきました。
写真はとても強いのだけれど、彼自身はなにかやわらかいというか、
でも裸になれ、と言われたら断れないだろうなぁ、という強さをも持っているというか...
8×10(エイトバイテン)という大きなカメラで、ポラも撮ってそのテスト写真を
サイン付きでいただきました。
ほぼ、家宝という感じでしょうか。
たぶん5(6?)月号のインビテーションという雑誌に載ります。
 
 
エッセイの連載を始めました。
大阪の産経新聞金曜日の夕刊に毎週載っています。
とりあえず文句がこなければ半年くらい続くらしいのですが、
もう2回目の締め切りが近付いていて、ドキドキし始めています。
このホームページのように不定期であればどんなに楽なことだろうと思うのは、
不謹慎ですよね...

このホームページのカウンターがそろそろ11万になろうとしています。
本当にありがとうございます。

■2003年4月19日

このページがなくなると思われている誤解があるようなので、訂正を。
なくなりません。
スケジュール情報等の最新情報が正確に掲載されるようになります。
トップページ左側のインデックスを注意深く見ると、マネージャからの一言コーナーが
新設されているのがわかると思います。
それからスケジュールのページに正確なスケジュールが掲載されます。
 
このページを始めたころの主旨、こういうエッセイを書く仕事でもこないかなぁ、
と何となく考えていたことが実現となりそうです。
このお話が決まればなんと「毎週」。
それはそれで締め切りに追われるのは目に見えてはいますけれど、
いつもと違う脳みそを使うことに、ちょっと楽しみです。
ただ、全国区ではないので、ごく一部の方向けになってしまうかもしれませんが。