Motel Chronicles


■2004年11月2日

いろいろな仕事をする中で、テレビやラジオの出演者と写真を撮る機会が
ある時があります。
例えばテレビの収録の場合「オッケー!」の声がかかったスタジオで
一枚撮ればいいのですが、そんな悠長なことを言えるはずもなく、
着替えてしまった後の楽屋とかになってしまいます。
みんな忙しくしているので例えば川井さんは次の収録の準備中(着替えやメイク)で、
とても「写真いいですか〜?」と言える雰囲気でもなかったので、
ツーショット写真はありません。残念。
川平さん、赤坂さんは既に楽屋にもいらっしゃらなかったりと、そんなわけで
撮影されているものは全ての共演者と一緒とはなりません。
決して自分が好きな人とのツーショットだけを「選んで」掲載させて頂いて
いるのではないので、ひとつよろしく。
「なんだおまえ、俺の写真がないじゃないか」という共演者の方もいらっしゃいましたら
是非お写真お送りください。
合成してツーショットにしようかなぁ、と思ったり。
また掲載までに許可をいただく関係上、時間がかかっているのもあります。
先日おじゃました番組スローモーニングのJ-WAVE玉川さんは、掲載許可待ちです。
えー、ここまで書いて今日掲載出来るのは高島さん一枚でした。
失礼しました。
彼女は次の収録のためメイク、衣装はバッチリ。
私は仕事終わりで普段着のぼけっとした顔しています。
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といっている間に玉川さんの許可が出ました。
スローモーニングという番組、以前にも車の中で聴いたことがあるのですが、
玉川さんってもう少しお年を召した方かと感じていました。
声やおしゃべりの落ち着き方です、もちろん。
でもお会いしてみるととっても若々しくて、おしゃべりも楽しいものでした。
私はひとり喋りがものすごく苦手で、例えばコメントを録音したりすること、
以前にはポップセンサーなどという番組をやっていたのですが、それも原稿有りの
ひとり喋りでしたからすごく苦労しました。
玉川さんにはちょっとだけヒントをいただき、いつか活用してみたいなぁと
思っています。
でも、誰か僕の首にかけた入館パスの青いヒモ、教えてくれないのかなぁ...
いやそれより、日にちが違うのに私は同じものを着ていたりするのが、結構恥ずかしい。
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お知らせを怠りましたけれど、日曜日にもラジオ出演していました。
川村結花さんの番組です。
こういう番組では普段は例えばチェロのソロ演奏のみなんですけれど、
今回はたぶん初めてだと思いますけれど、川村さんとのセッションもありました。
彼女の曲で「あおいかさ」という綺麗な曲でした。
生放送というのはなんとも実感がなくて、特に川村さんのピアノが
電子ピアノだったのでちょっと困りました。
普段、出演中はヘッドフォンをしていないので彼女のピアノとのイントロ、
ピアノを聴かずに演奏してしまいました。
リハーサルの時はちゃんとしていたのに、何でピアノの音が聞こえて
こないのかなぁ、なんて...
鍵盤の彼女の指を見ていれば何とかはなるものですけれど、ね。
もちろん曲中でそーっとヘッドフォンはつけさせてもらいました。
 
 
さて、あまり関係のない話なのですが、このホームページを作成しているのは
Dreamweaverというソフトです。
現バージョンではなくてちょい古いやつ。
アップデーターをかけたら(といっても去年のものですけれど)ソフトが
起動しなくなってしまいました。
サポートに問い合わせると現時点でその症状は確認していて、対策考慮中のこと。
でもその記述を見ると2003年6月でした。
さて。
べつに会社を悪くいうつもりもありませんけれど、例えば
「お客様の使っているソフトのサポートは終了しました。とっとと
新しいバージョンをご購入ください。」
くらいなことは言ってもらった方が、気分的にいいんですけれどね...
一年以上前から何も直っていないものを、対策考慮中とはどうなんでしょう。
すっかりその会社の信用なくなっちゃう感じで、新しいバージョンも欲しくないかも。
もしこの日記を見ているWebデザイナーの方がいましたら、お奨めのソフトを
教えてください。
一応スタイルシートとか使っていますけれど、本人はあまり理解していません。
そんな人が使ってちょうどいいのがあれば...
MOVABLEも何でこれがいいのかよくわからずに、日記更新に使っています。
コマンドがちょっと特殊だったりマウスのホイールに反応しなかったり、
挙げ句の果てには1000字以上書いたものが一瞬に消えてしまったことも数度あります。
今では下書きをテキストエディットでやっているくらいですから...

■2004年10月29日


新潟地震の被災された方々、こころよりお見舞い申し上げます。
兵庫県の洪水も台風の被害が大きかったところ、イラクでの紛争も人質事件、
最近特に心が痛む事件が続いているように思います。
いつもこのような事件がある度に私に何が出来るのだろう、もし自分がその立場だったら、
と考えさせられるのですが答えはなかなか出てきません。
今の私には義援金募金に参加するくらいなのと、自分の目の前にある仕事に
誠心誠意取り組むだけという小さな自分しか見えてきません。
ボランティアに出向いている人達には本当に頭が下がる思いです。


そんな私ですが、何故かずーっと忙しく働いています。
今月はテレビ、ラジオと珍しくたくさん出ています。
でも、それをお知らせ出来ないほど、そしてこの日記もほとんど更新出来ないほど、
本当に時間がないのです...
収録が終わっているものの放送予定としては
■ミューズの楽譜 バイオリストの川井郁子さんと川平慈英さんがパーソナリティの
音楽番組です。
11月7日22:54〜23:24まで、東京テレビでの放映です。
■MUSIC SOUL バイオリニストの高島ちさ子さんと赤坂泰彦さんがパーソナリティの
番組です。
11月3週目か4週目(日曜日)22:00〜22:55まで、BS朝日での放映です。
放送日はまだ決定していないそうです。
■エンジンという自動車雑誌にオリンパスの新製品m:robeという
カメラ、オーディオプレーヤー、フォトビューワーを組み合わせた
新しいデジタル製品のタイアップページに出ます。
たぶん来月号。
雨の降りしきる中禅寺湖まで行って撮影してきました。

まだ何かあったように思いますけれど、思い出せません。
すみません。


先週、沖縄に行ってきました。
ラジオの取材なのですが、BOOMの宮沢さんと対談したり、知念村で行われた
彼の朗読ライブに飛び入り参加したりしてきました。
楽しかったですよ。
少し時間があったので車を運転してひめゆりの塔にまで出掛けても来ました。
鳥がさえずる素晴らしいところでした。
もちろん悲惨な戦争を訴えているところではあるのですが...
そのひめゆりに所属していたという人にもお話を聞けたりして、本当に
行ってよかったと思います。
実際に生き残った方に話を聞くと涙が止まりませんでしたけれど...

この仕事は来月TFMの番組、ジェットストリーム10000回記念となる
11月25日に向けてまだまだロケは続きます。
当日のジェットストリームは生放送らしく、私もTFMのスタジオから
生演奏をします。


ところで。
急ですが明日30日土曜日、朝の8時過からJ-WAVEに生出演しています。
3時間くらいでしょうか。
今頃ここで書いているのですから、気がつく人は少ないかとは思いますけれど、
よかったら聞いてみてください。
どんなことになるのか私も楽しみなのですが、「スローモーニング」という
私にぴったりなタイトルの番組で、玉川美沙さんがパーソナリティです。
大阪出身の方らしく、負けないようにしたいです、はい。

■2004年10月7日

コンサートに来て頂いた方、本当にありがとうございました。
賛否両論、いろんなメールをいただきましたが、全て快く受け取らせて頂きました。
スクリーンに映像があるとどちらを観ていいのかわからなくなる、との意見が
3年前と同様多かったのですが、今回のは250インチの大きなテレビで
世界の車窓を観て頂き、それに生演奏付きという企画ですので...
でも、私を含め旅に出たいと思った方もたくさんいらっしゃって、
大変うれしく思います。

さて、先日とても素敵なメールをいただきました。
許可をいただきましたので、ここに載せさせて頂きます。
名前は仮名にさせて頂いています。
今年の最初に自閉症の子供が主人公のテレビドラマ「光とともに」の
音楽を担当しました。
プロデューサーとの打ち合わせでもいろいろと自閉症のことを聞いたりした。
それが音楽にどう影響したのかはここでは割愛しますけれど、それをも
全部包み込めるものを書いたつもりでした。
でも結局ドラマでは使ってもらえませんでしたけれど...
まだまだ、ということなんでしょうか。
 
 
 
■溝口さんは、障害児ってどうして生まれてくると思いますか?
科学的、物理的にたくさんの原因があるのでしょうけど
私は、その子が生まれる前にみんなに望まれて、
お願いされて生まれてくるのではないかなって思うんです。
いわゆる魂同士の約束といいますか…
 
 
私は今、小学校の非常勤講師をしています。
私が勤めている学校に自閉症の女の子が通っています。
先日、彼女の専任の先生が年休を取ったので
クラスをもたない私が2日間だけのミニ先生をしました。
彼女は9歳で、言葉も色も数もほとんど理解できません。
わずかに覚えた言葉も、文では理解できず単語での会話になります。
「ちぃ−ちゃん、(仮名です)座る」
「ちぃ−ちゃん、外、行く」
「えんぴつ、しまう」
例えが悪いですが、まるで飼い犬に話かけてるみたいで
だんだん悲しくなりました。
でも、時間を二人で過ごして気付いたことがありました。
彼女はけして人を傷つけません。誰かと競争もしません。
自分を責めたりしません。
コミュニケーションの点で彼女も苦しんでるかもしれませんが、
すでに充ち足りた満足した目をしています。
もし彼女が歌などを覚えることができるなら、いつでもどこでも鼻歌を
歌っているような…そんな目です。
私にはそう見えます。彼女がそこにいるというだけで私は何かを感じました。
 
私のとなりでぬりえに没頭する彼女を見て、涙が溢れました。
誰に対しても、自分というものを表現していかないと自分が消えて
しまいそうで、だけどそう簡単にはいかず、歳月ばかりが経ち…ここのところ、
自分の存在について考えながらジタバタしていた私に、ひょっこり鼻歌まじりに
(本当に歌ってくれたらいいんですけど)彼女が現れました。
 
何がしたいの?
特別な事?
そういうのは、人生のおまけやご褒美よ
生きてることに喜びなさい
それでまわりは十分に幸せで、あなたを認めるわ
って。
 
彼女と私が生まれる前に、私が一番強く彼女に障害児として
私と出会ってくれるように懇願したに違いありません。
そして、それを快く引き受けたちぃ−ちゃんすごい魂の持ち主に違いありません!
 
覚えたての「センセイ」という言葉を何かを伝えたい時しきりに使います。
発音もイマイチなので、とてもかわいらしいです。
 
 
■2通目です。
 
今日のちぃーちゃんを少しお話させてください。
午後、ちぃーちゃんは図書室にいました。
お気に入りの本は、一冊のイルカの本。
イルカが外国の自閉症の子供たちと遊んでいる様子の写真が
たくさん載っている本です。
少し驚きますよね。
イルカのセラピーはよく聞きますけど、
本を通して彼女は、何を感じてるのでしょうね。
私もイルカに会いたいな…と、忙しい仕事の合間に
一呼吸の時間をくれたちぃーちゃんでした。

■2004年9月21日

昨日「徹子の部屋」の収録がありました。
2度目となる出演ですけれど相変わらずお元気な徹子さん。
楽しいお話しとなりました。
放送は9月28日火曜日13痔20分からです。
それから今週は東京FMの恵さんの「ディアフレンズ」の収録もあります。
なんと3度目の出演になります。
先日の金子奈緒さんの番組にもまたお呼ばれしていますし、今週は
いわゆるプロモーション期間みたいな日々が続きます。
いえ、有名な人達のようなハードプロモーションは一切ありませんけれど...

来月から始まる二人組「ゆず」のアリーナツアーで流される映像の音楽を
書き下ろしました。
久しぶりに大きな編成のオーケストラで録音しましたけれど、
やっぱり人がたくさんいるといいものです。
コンピューターでは出せない、なんとも艶っぽい大人の音になります。
コンピューターでは細かいところまで修正させたり本当の楽器では出せない音も
作ることが出来ますけれど、時間がかかる。
でもオーケストラ録音はスコアを書くのは大変ですけれど、録音はすぐに
終わってしまいます。
このレコーディングではエンジニアもミュージシャンも優秀な人達でしたから、
一曲一時間もかからずちょっと拍子抜けというか、ほっとしたというか...
あとは映像の完成を待つばかりです。
今回のゆずのCDジャケットはなんと村上隆さんが担当して、ゆずのために
キャラクター等も書き下ろしています。
なんと贅沢なのでしょう...

いやいや通信会社とのトラブルはたくさんあるものですね。
ファンの方から、そして知人からも同じようなことがあったとメールをもらいました。

今はコンサートの準備中ですが、コンサートが終わり次第すぐに映画の
音楽制作に入ります。
その後はまたすぐに次の仕事が待っていて、今年休んだのはほんのちょっとです。
ちょっと精神的肉体的に目一杯になりつつあってしんどいのは確かですけれど、
自分的にはコンサートをとても楽しみにしています。

そう、22日、新しいCD「世界の車窓-Next Journey-」の発売日です。
すごくいいです。
是非是非買ってください!!

■2004年9月8日

後出しですけれど、今日の午後、J-WAVEに出演しました。
PRIME ANGLEという番組で、お相手は金子奈緒さん。
美しい方でした。
お会いするのは2度目なんですけれど、なんだかすっかり雰囲気が変わられていて、
艶やかになられていました。
以前「天気予報の恋人」というドラマの音楽を制作しましたが、
このドラマの設定は人気女性DJがあまり美人ではなく(深津絵里)、
彼女の友人(稲森いずみ)がなりかわって気象庁予報官(佐藤浩市)との
恋物語というものでした。
でも今日の金子奈緒さんは声良し、姿顔良し、頭脳聡明、いうことなしです。
時々こういう人がいるんですよね、天が二物を与えちゃった人。
掲載許可をいただいているので、写真を。
自分的には美女と野獣って感じでイヤなんですけれど。
あれほど遠近法を使わないで、とお願いしたのに。(笑)
初めて行った六本木ヒルズのスタジオです。

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すっかり雰囲気が変わった、というので思い出したのですが、
大学に入って最初の夏休みが終わった頃、同級生の女性がすごく変わったのを
覚えています。
特にびっくりしたのはいつも伴奏をしてくれていたピアノ科の子。
9月の新学期が始まって最初の練習の時、洋服のセンスから普段して
いなかった化粧に至るまでまったくの別人でした。
オシャレにまったく縁のなかった私は驚いてオロオロするだけ...
男は子供ですよ、そういう時は。
夏が終わる頃、時々思い出します。(笑)
 
 
あんまりネガティブなことを書かない、と約束してきたこのページですが、
前出の金子さんが許してくれましたので、最近のイヤだったことをひとつ。
○ォー○フォンです。
海外携帯電話としてとても重宝はしているのですけれど、お客様担当というのでしょうか、
料金とか手続きの問い合わせをするところ。
本当にイヤな思いをしました。
実名入りでここに全部書いてしまおうか、というくらい怒ってます。
勝手に契約を変えられてではそれは誰がやったのか、というのを認めてもらうまでに
2日間電話しっぱなし。
結局わからなかったのですけれど、訂正印もなくただ二重線が引かれた契約書を
そのまま受け付ける会社ってどういうものでしょうか。
しかもその責任も誰がやったのかも最後までわからず。
その代わりにこちらが問い合わせをする度にしつこく本人確認をしますが、
電話をするたびにまた一から全部説明のし直し。
3分前に同じ人と話していても、ですよ。
信じられません。
上司の人に変わってもらってもまた同じ。
たぶん責任者を、といっても隣の人に変わっただけなんじゃないかな、
とも思いましたけれど。
社長が替わってもこうやって社員がダメ(もちろん全員ではないでしょうけれど、
とりあえず二人の人と一人の上司と思われる人)、どこそこの自動車会社のように
社員が良くても社長がダメ、まぁどちらでもダメなんでしょうね...

やっぱりこういうことを書くと更に気分が悪くなる...う〜。
あまりにも気分が悪いので訴えたいとも思いましたけれど、何で訴えればいいのでしょう。(笑)
それとも内容証明つき郵便で伝えないと話にならないのでしょうか...
誠実でない人達は嫌いです。
そういう人達が働いている「会社」も嫌いです。
そういえばイギリスの○ォー○フォンとも喧嘩しましたけれど、それは
英語力のなさで説明が出来ずに私の負け。
もともと相性の悪い会社かな。
友人がフランスの通信会社で同じ頃やり合っていたというから、そういう時期だったのかも。

■2004年9月2日

二日前にロサンゼルスから帰ってきました。
たった3泊だけの仕事でした。
結構寒かったのです。
昼はそれなりですけれど、朝晩はセーターがないといられないほどで、
日本が暑い時は何処かが寒いのだなぁ、去年と全く逆のパターンなのだなぁ、と
地球は何処かでバランスを取っているのかもしれないと思ったりもしました。
仕事はマスタリングという作業で、9月22日発売の新しいCDを完成させてきました。
バーニーグランドマンさんというとても有名なマスタリングエンジニアに初めて
お願いすることが出来て、私も幸せでした。
何が、というのは難しいのですけれど、とってもいい音になるんですよ。
アルバム全体を通してとても聴きやすく滑らかな音にする、といったらいいでしょうか。
9月22日発売です。テーマ曲以外は全て新曲書き下ろしです。
『世界の車窓から Next Journey』全14曲入り。
お忘れなく。

NHKのためしてガッテンという番組があって、そこでゴキブリ特集をしていました。
いや、特集を見たわけではなくてそれを見ていた友人からのまた聞きなんですけれど、
こういう番組は結構好きなんです。
でも忙しい時は要点だけが知りたかったりするから、それには見た人から聞くのが
一番いいのです...
ゴキブリ特集の要点は
■缶ビールに残ったビールが一番好物
■結構頭が良く学習能力が高い→いつもと同じところの餌はダメ
■しっぽ辺りの触覚で風の動きを感知する→後ろからの攻撃は察知されやすい
結構、タメになるでしょう?
こういうことってタメになるんだけれど、すぐ忘れちゃうんですよね。
伊藤家の...なんて次の話題にいった瞬間、前のは忘れています。
でも嫌いなゴキブリに関しては結構しっかりインプットされたように思えますが...

また人からのまた聞き、いやまた読みですけれど、先日有名な本十数冊を
ひとりの作家が読んでこれはどういう本なのかを紹介した本がありました。
タイトルから考えるイメージとは随分違うものですね。
例えば五木寛之さんの「大河の一滴」はタイトルからはてっきり中国を
舞台にしたような大作であるような気がしていたのですけれど、
ためしてがってん系の人生役立ちエッセイで、その本の著者も同じようなことを
書いていましす。
あぁ、まぎわらしい。
いいんですけれど...
五木さんは近くのスーパーでたまにお見かけしますけれど、なかなか格好良いです。
私なんか汚い格好していますからね〜。
横尾忠則さんもなかなか詳細を書くのが難しい格好をなさっています。
近所なので良くママチャリに乗った彼をお見かけするのですが、私は面識がありません。
おそば屋さんで地鶏せいろを食べていたら、横尾さんがそこの女将さんに
「うちでビール作ったから!!あげる!!」といきなりガラリ戸を開け入ってきました。
私も欲しかったかも。
あとご近所といえば所ジョージさんでしょうか。
同じガソリンスタンドでガソリンを入れていたりしますが、何度かお見かけしました。
いつも無意味にどでかいピックアップに乗っていたりして、本当に車好きなんだなぁと
感心することしきり。
世田谷通りでハーレーに乗っている姿もお見かけしました。
でもやっぱり面識はありません。
彼のお宅訪問のテレビを見てその中でお昼ご飯がトンカツ椿の出前で、
出前してくれるんだぁと知った時はちょっとうれしかったですけれど。
でも未だに食べに行くだけです。出前はしてもらっていません。
それからLOTOかなんかのコマーシャルの中で
「ガソリン入れている途中で、近くに売り場があって買ったら大当たり〜」
みたいなのがあったと思うのですが、それはそのガソリンスタンドです。
本当に歩いて20歩くらいのところに売り場があります。
それを見た次の日ガソリンスタンドに行った時、ちょっと笑ってしまいました。

そう、普段の格好はあまりイメージをくずほどの汚い格好はしないように
しているのですが、まぁそれほど顔が有名なわけではありませんから、
普通に何処でもウロウロしています。
でも困るのが家で仕事をしている時。
今日もダスキンの人が来たのですが、帰国後すぐの時差ボケで昼11時くらいまで
寝ているところに来て、こちらも機嫌が悪いし寝間着姿だし。
黙っていてくれればいいのに、無精ヒゲ状態の私に「溝口さんってよく...」
と始まるものですから、勘弁してください〜とドア閉めちゃいました。
人に声をかける時はTPOを考えましょうね。
寝間着にガウンの姿の時に、そんなことは言われたくありませんから...

■2004年8月10日

昨日、静岡のとある場所で24時間テレビのドラマ「父の海、僕の空」の
収録ロケがありました。
今回の出演者は山崎努さん、高橋恵子さん、タッキーこと滝沢君と豪華です。
私もちょい役として感動のラストシーンに参加させて頂きました。
あまり詳しくはかけないのですが、この御三人の真ん前で私はチェロを弾くのですが、
もう緊張して困ります。
目のやり場に困ってしまうのですよ、本当。
高橋恵子さんは昔から大好きな人でしたけれど、本当に綺麗で感動してしまいました。
「光とともに」というドラマにも出演されていたのですが、私が音楽をやっていた
というのは気が付かれていなかったみたいでした。
山崎さんはこの日2回目だったのですが、ますますファンになりましたし、
滝沢君は近くで見るとすごーく綺麗な顔していますね。
まつげが長いのがすごく羨ましい。

家を朝6時半に出てロケ現場に着いてからはずーっと撮影。
撮影といっても大半は「待ち」なのです。
もちろん出番の少ない私はほとんどが待っている時間なのですけれど...
しかも私の本職である音楽制作の仕事は、まだ途中です。
当日も睡眠時間2時間でロケに行きました。
行きは良かったのですが帰りは東名渋滞36キロ!!
睡魔と戦いながらの運転は本当に大変でした。
こういう大変な時に限ってマネージャーは新幹線で帰ってしまうし、誰も私を
フォローしてくれる人はいません。
つくづく独りっきりを感じます。
あまりにも眠くてサービスエリアでの睡眠も考えましたが、この眠気では
寝たら最後、朝までコースになるだろうなぁと思い、自分の顔を
ビンタしながら(?)車を走らせました。
あまりにも混んでいた東名を途中迂回したのですが、不思議なことに
一般道ではあまり眠くなりません。
道沿いにあるおみやげ屋さんの看板が珍しかったり、もちろん信号もありますから
それなりに緊張するからでしょう。
(小田原辺りは梨を売っているおみやげ屋さんがありましたが、一かご1500円は
ちょっと高いなぁ、と思ったり。実家のある多摩川沿いでは昔は梨園が
たくさんあって、取り邦題食べ放題という記憶しか残っていないものだから...
もちろん入園料は払うのですが)でもいったん高速道路にはいると混んでいても
すいていても単調な風景、単調な速度とともに大きな睡魔が襲ってきます。
あのまま一般道で帰れば良かったのかなぁ、と思ったりもしました。

今年のドラマはとてもいい感じです。
8月21日21時です。お忘れなく。


まだ、世界の車窓からDVDの制作、続いています。
もう4ヶ月近くになりますね...
今月はマスタリングで海外にも行きますし、来月はやっとお宝映像の制作になります。
このお宝映像DVDはどうもDVD10巻全部を買った人だけに付いてくるものらしく、
ゲットはなかなか難しそうです。
このDVDだけたくさん余ってしまったらどうしよう、とちょっと心配ですけれど。
CDのためにマスタリングにはロスへ行くつもりなのですが、何度も行った
アメリカでまだやりたいことが一つ残っています。
それはメジャーリーグ観戦。
もちろん日本でも球場に行ったのは35年以上前に父が連れて行ってくれた甲子園しか
なくて、後は後楽園球場がドームになる前のMichael Jacksonのコンサートでしょうか。
Michael Jacksonの時は座席がちょうどピッチャーグランドのあたりで、
球場にはほぼ満席に近いお客さんが入っていましたから、この大声援の中で
ひとり球を投げるのって結構すごいことだなぁ、と感心したのを覚えています。
残念ながらロスはほぼ日帰りに近いスケジュールなので野球観戦は出来ませんけれど、
日本人プレーヤーが活躍している今こそ一度は見てみたい、と思っています。

コンサートはアメリカでもたくさん見ました。
記憶に強く残っているのはまず、17年前のSTINGのマジソンスクエアガーデン。
仕事中だったのですが当時のマネージャーと行けばどうにかなるよ、と開演時間を過ぎてから
会場に到着して、ダフ屋さんから買いました。(本当はいけません!)
面白いもので開演時間を過ぎていたので、正価の金額から更に3割くらい
値引きしてくれました。
妙にこの人いい人だなぁ、と思っちゃったりしましたけれど。
彼のコンサートの音は本当に素晴らしいもので、どうして日本人のコンサートでは
こういう音にならないのだろうと悩んでしまいました。
マジソンスクエアガーデンの横には綺麗にエアブラシペインティングされた彼の
ツアーバス、ツアーコンボイが停車していて、それはそれは格好いいものでした。
今でも憧れますね、アメリカツアーをバスでまわること。
ツアー中にバスの中でメンバー同士が喧嘩したりして、と映画みたいなものを
想像してしまうのですが。

あとはSimon & Garfunkelのサイモンのソロコンサート。
前座ではないのですが、なんとオープニングとしてSimon & Garfunkel
二人の演奏が20分くらいありました。
泣きましたね〜、本当。
これって本物だぁ、という感動。
レコードで聴いていたそのままの二人、そのまま聞こえてくるんですから。
まったくのサプライズでした。
その感動に比べてサイモンのコンサートはつまらなくて、途中で帰ってしまいましたけれど...

それから先日死んでしまったジョニーキャッシュ。
カントリーウエスタンの神様で刑事コロンボでも犯人役でゲスト出演していましたね。
10年以上前ですが、この人のコンサートを見にニューヨークからフォルクスワーゲンの
ミニバスで、アメリカ人の友人と後はその友人という見知らぬ人達10人くらいで、
ニュージャージまで3時間くらいかけていきました。
当時ジョニーキャッシュが誰かも知らなくて、勧められるがままに行ったのですが、
本家本元のカントリーウエスタンですごかったです。
来ている人達みんなウエスタンブーツにハットですから。
会場の周りはとてもそんな雰囲気のところではないのですが、とにかく来ている人達が
すごかった、という思い出です。
内容そのものはよくわからなくて、途中ロビーで時間をつぶしたり
してしまいましたけれど、今となってはもう一度見てみたいと思ってしまいます。
そしてなんやらヒッピーみたいな人達と彼らによく似合う車に揺られていったのは、
いい思い出です。
そういえばジョニーキャッシュのツアートラックもすごいのが止まっていました。

小さなジャズクラブにもたくさん行きました。
ニューヨークで遊んでいた時は友人から自転車をもらって、夜な夜なクラブを
自転車でまわっていたという感じです。
お金もなかったからタクシーなんてとんでもなかったし、でも夜12時過ぎてからの
夜道は今のミューヨークでは考えられないほど怖い時代でしたから、
歩いても地下鉄でも帰れませんでした。
この自転車ではほとんど何処へでも行きました。
小さなクラブでの演奏では、休憩時間では演奏者が隣の席に座ったりもします。
お気に入りのクラブではカウンターにいると大抵彼らがやってきて、面白かったです。
もちろん当時まったく英語の出来ない私は、隣から眺めているだけでしたけれど...
でもそのクラブも今はもうない、と聞いています。

ニッティングファクトリーというクラブがあって、今はもう綺麗に作りかえたとは
聞きますが、昔は結構アバンギャルドなものをやるところで有名で、
私も一度そこに出演したことがあります。
グランドセントラルでストリートミュージシャンをしていたショーンという
チェリストに声をかけて仲良くなって、何かセッションをしようという話になり、
女性チェリストをもう一人紹介されて三人でセッションをしました。
ビレッジヴォイスという小さな新聞に小さく紹介されただけなんですけれど、
当夜一杯になるほどのお客さんが集まってくれて。
日本人が演奏、となるとお客さんも日本人だけだったりしますけれど、
逆にひとりも日本人がいなくて面白かったです。
私は観光ビザで入っていますからお金はもらってはいけないのですが、
確か30ドルくらい出演料をもらいました。
アメリカでギャラとしてアメリカドルをもらったのはそれが最初で最後ですが、
初めて稼いでもらったお金よりもすごくうれしかったのを覚えています。
それは今でも使わずに何処かにしまっているはずですが、最近見ていません...

ミュージカルもアメリカでたくさん見ましたが、どうしてもダメだったのが「
キャッツ」でした。
今時これを見ていないのも私ぐらいだろうと、ちょっと時間があった時に
ブロードウエイで観たのですが、途中の休憩時間に帰ってしまいました。
ごめんなさい。
何がダメって自分でもよく説明出来ないんですけれど、たぶん人とは何かが
違っているのだろうとちょっと反省もしたりしました。
面白いこともあって、あるミュージカルを見に行ったらオケピットに
昔一緒にレコーディングをしたベーシストがいたので、休憩時間に声をかけました。
彼もびっくりしていましたけれど。


ちょっと古い話になりますが、4月からのドラマ「光とともに」の
オフィシャルページを今頃見つけました。
http://www.ntv.co.jp/hikari/


長々と一ヶ月分くらいの日記になりました。
それではまた。