Motel Chronicles


■2002年2月22日

今日は猫の日だそうで...
うちの猫めくりカレンダーにそう書いてありましたから、そうなんでしょうけれど、
なんだか?って感じです。

皆さんから「我が心の旅」の放送を見ての感想を、たくさんいただきます。
5月に放送された「情熱大陸」と題材は同じ「カザルス」だったのですが、
「我が心の旅」のほうが印象が強かったみたいですね。

自分が出演したものは、なかなか平常心では見られず、
だいぶ後になって見ることが多いです。
実際、この「我が心の旅」も85%ほどしかチェックをしておらず、
皆さんからの感想で、思いを寄せているところです。(変ですね。)

いただいたメールの中から、ひとつ紹介させていただきます。

「一生弾き続けなさい。速く弾こうとか、強く弾こうとかしなくていいから。
少しずつでいいから、一生弾き続けなさい。
ピアノは指で弾くものじゃない、心で弾くものだから、、、」
ピアニストのフジ子・へミングさんが私にかけてくださった言葉です。
40を前にもう若くない私が、どうピアノと向き合えばいいか、
探し求めていたとき、与えられた言葉でした。

音楽に限らず、芸術に限らず、人生のどんなところを切り取ったとしても、
私は「続けていく」ことの何処かに、答があるのではないかと、そんな風に思っています。
私を含め、答を短絡的に求める傾向は、強すぎるのではないでしょうか?
また、答がわかっていながら、進むべき道がわかっていながら、
今ある現状から離れることが出来ないことも。

でも諦めなければ、いつか、気がつかないうちに、自分がそうなりたいところに、
ちゃんといるはずです。私はそれを音楽を通して、教わっている最中です。

「我が心の旅」のロケ中に、音楽学生の前でチェロを弾くことになりました。
実のところ、すごく躊躇しました。
「音楽の勉強」から20年も離れ、チェロを弾く基礎、ましてクラシック音楽など
たぶん、すっかり忘れてしまっている自分が、彼らの前で何をしたらいいのか、と。

結局は今の自分を隠さず、自分のやってきた音楽を隠さず、さらけ出すことなのだなぁ、
と、彼らの前に立ったときに思いました。
実際の演奏も、ほとんど即興で弾いています。
音楽学生を前にして、自分は何を感じるか、ということも試したかったし。
演奏自体も完璧ではありませんが、まぁそれが今の自分の「レベル」
ということですけれど....

彼らに「何かを伝えたい」、という強い気持ちが私の中に生まれたのは、驚きでした。
私が音楽学生の時は、何もわからずやっていた部分がとてもあって、
その小さなヒントになればいい、という思い。
私自身がもっと若いときに気がついていれば、そうすれば今は更に
前進していたかもしれない、というものを、彼らにも分けてあげたい。
今まで自分では知らなかった、思いでした。

ロケ中に、そうやって即興で弾いた曲が、今回の新しいCDに収録されています。
もちろん、曲の構成を練り直して。
人との交流や、何かにインスパイアされて生まれてくる音楽は、やはり刺激的で、
音楽をやっていてよかった、と思える瞬間でもあります。

■2002年2月19日

久しぶりに連続テレビドラマの音楽を、担当することになりました。
とても面白いです。さすが野沢さんという感じ。
4月からの放送開始です。

先日NHK BSにて、私が出演した「我が心の旅」が放映されましたが、
来週、再放送があるそうです。ディレクターに確認のメールを出したところですが、
どなたか放送日をご存知でしたら、教えてください。
地上波におりてくれるといいのですけれど....

今日はコンサートのチラシの打合せで、事務所(ホリプロ)まで行って来ました。
とてもいいデザイナーさんで、何も問題なく、感謝しています。
コンサート会場で何か物販をしたいなぁ、と思っていて、
その話しもいろいろしたのですが、皆さんは誰かのコンサートに行って、
何を買いますか?それとも何も買わずに帰りますか?

今日、私の出したアイデアは、自分でもすごく欲しいものになりましたが、
問題はやっぱり「コスト」。
今日のアイデアは、すごく洒落ていて買って絶対に後悔しないものだと
自負しているのですが、たぶん原価でも4〜5,000円になってしまうのではないかと、
頭抱えています。作ったとしても、いくつ作るかも難しいですしね。

このようなアンケート、自分のページで取れればいいなぁ、とちょっと思ったりして、
HTMLソフトの取扱説明書を読み返してみようかな。

ドメインを取ったことによって、ページ内のいくつかのパラメーターが
まだ書き変わっていなかったりします。
今日は、サウンドのリンクをちゃんと直しました。まだまだやるべき事は多いです。

■2002年2月18日

こんな時期ですが、まだCDのマスタリングというものを、
青山ビクタースタジオにてやっています。
まさに、今このページを更新しながら。
デザイン入稿も今日です。まだ、最終チェックの出力された見本が届いていません。
本当に3月21日に発売出来るのか、ドキドキしてきました。

すごくいいCDだと思っています。
私自身、曲順やレベルを考える為に、自宅のリビングで何度も聴いていました。
適当に聴き流せるように曲順等すごく気を使いましたし、
一曲ずつじっくり聴いていくと、人生のプレイバックが出来ます。
いや、ネガティブ、後ろを向くのではなくてね.....
お子様にはちょいと難しい、大人の為の一枚です。

会員制のページ、賛否両論ですが、一応テストとして作ってみようと思っています。
内容は過去の雑誌掲載インタビュー、テレビ出演の動画(またはイメージ写真)等の、
データベースコーナーとしようと考えています。
ただ著作権の問題とかいろいろありますので、会員制として、
規律を守って個人的にのみ楽しむことを誓約していただこうかと。
私のページに遊びに来てくださる方々は、
悪いこと(無断掲載など)しないと信じていますけれど。

有名な歌手や芸能人の方の昔のものなどは、価値があるでしょうが、
私のはゴミみたいなもの。
でもデビュー当時からのもの、たくさんあるんです、本当に。
特に父が生前集めていたものは、ぞっとします。
決して人生プレイバック、したいわけではありません。
ちょっとだけ整理してみたいなぁ、という軽い気持ちから。
時間が出来たら頑張ります。

あぁ、やっとデザインチェック用の出力がスタジオに来ました。
今回は14年前に写真を撮ってくれた、伊島薫さんことアリゾナ五郎さんです。
BEST WISHESというアルバムで、無精髭をたくわえ
チェロにキスをしている写真。
その写真家です。

今回はいろんな方法で撮ったのですが、ひとつ、面白い方法を彼が思いつき、
結局それが採用になりました。
楽しみにしていてください。綺麗ですよ。
でも.....少しの手直しをする為、ここが終わり次第デザイン事務所へ行くこととなりました。
昨夜からの睡眠時間2時間の私は、ちょっと泣き入っています.......
もう夜の11時はとっくに過ぎているんですよ〜。

■2002年2月16日

www.archcello.com
オープンです!!
中身は以前と変わりませんが、これからを期待してください。
メールアドレスは

fan@archcello.com
 
お間違いのないように。
 
欲しいコンテンツの希望がだいぶ来ていますが、
今のところ考えているのは、

1 写真のページ  
2 MACでMPEG4が編集出来るようになれば、動画のページ
(テレビ番組、コンサート、リハーサル風景、今日のうちの猫など提供出来れば
面白いのではないかと) 
3 過去の雑誌インタビュー等の掲載
4 今月の料理コーナー
5 日本語、英語2カ国語での提供

このうち2と3に関しては、会員制にしようと考えています。
もちろんお金を取るわけではありませんが、どういう資格基準に
しましょうか?
でも、これら全てのコンテンツが揃うのは、何年後でしょうか...

■2002年2月11日

6月コンサート予定が少し決まりましたので、お伝えします。

6月22日(土)東京・オーチャードホール
6月29日(土)新潟・新潟テレサ
7月6日(土)茨城・ひたちなか市文化会館
7月12日(金)名古屋・愛知県芸術劇場大ホール
7月17日(水)大阪・サンケイホール
 
まだ予定であって、調整中のスケジュールです。
6月のオーチャードホールは決定しています。
コンサートの先行予約は3月5日よりホリプロカードJCB会員、
3月6日から10日までイープラスプレオーダー受付、3月8日からホリプロDM、
3月11日から15日はホリプロインターネット受付、
など続々始まります。
詳しくは03-3490-4949ホリプロチケット予約センターまで。
ただしまだ電話しないでくださいね。

あくまでも、予定です....

■2002年2月09日

DVDが6月頃、発売になるみたいです。

■2002年2月02日

ロンドンのレコーディングから帰国しました。
ハイブリッドベスト盤制作の為の渡英でした。
『ESPACE 2』(仮タイトル)3月21日ビクターより発売予定です。
 
ロンドンのレコーディングは2日間で終わりましたが、調子が良かったので、
レコーディングした曲数がだいぶオーバーしました。
これから既存候補曲を含めて、どの曲を落としていこうかと、
苦しい選択をしなければなりません。
まったくもって、贅沢なアルバムとなりそうです。
本当は2枚組にしたかったのですが、レコード会社は許してくれず....
たくさん曲を入れます。
楽しみにしていてください。