Motel Chronicles


■2005年7月14日

コンピューターのシステムを変更してから、使っていたソフトの移行を面倒に思い、
ずーっと放っておいていました。
ゆえにこの更新も出来なかったのです。
すみません。
時々もうコンピューターを使うの、やめようかなぁ、と思います。
あのデータはどこだ、とかシステムが調子悪いとか、そんなことばかり
やっているような気がしていますし、データのバックアップ用にハードディスクを
2台買ったばかりです。
到着次第レコーディングのデータを整理しなければなりません。
創造する、とは本当に縁遠い作業ばかりです。

メールアドレスはいくつか持っていますが、以前から使っているアドレスに
一日20通以上の変なメールが届くようになってきました。
いわゆる迷惑メールというやつだけれど、これがメインアドレスだと
本当にイヤになってしまうでしょう。
コンピューターとメールソフトを立ち上げると、まずそれらの
掃除から始めなければならない毎日。
迷惑メールが届くこのアドレスはコンピューターソフトの登録や
ネットショッピングの時の登録に使っていますが、
そういうところから漏れているのでしょうか。
原因はわからないけれど、アドレスをいくつか使い分ける必要性を
感じる、今日この頃。
それからみなさんが相変わらず知らずにウイルスを、コンピューターに持っている
かもしれませんよ。

そのいくつも持っているアドレスも、IDだとかパスワードだとか本当に
覚えなければいけないことが多すぎます。
ネットショッピング、バンキング、ソフトのダウンロードさえ
登録したIDが必要。
もちろんなるべく同じようにはしているのだけれど、それも安全性を
考えるとそれも不用心だし頭悩ませるところです。
どうしたものでしょうか...

自分でドメインを持っている特典は、メールアドレスを好きなだけ作れる
ということでしょうか。
母やマネージャー、友人にいくつか提供していますが、転送はもちろん
WEBメールも出来るし重宝しています。
そうはいっても自分で使うのはひとつだけですけれど...


妹の家に行ってADSLのセッティングをしてあげたのですが、
3時間頑張ってダメでした。
どうしてこんな難しいことを皆さん平気でやっているのでしょうか...(笑)
IDの名称だってパスワードだってプロバイダーによっては
名称が違っていて、本当に悩むし。
特にNTTのフレッツとプロバイダーをビッグローブという他社の組み合わせ
なので、どちらの原因でつながらないかも迷うところ。
結局はビッグローブのミスというオチがつきましたが、あの深夜の不毛な3時間は
どうしてくれるのか...
でもNTTの24時間対応の接続お助けサービスにはちょっとびっくり。
深夜1時に電話が出来るのですから。


先日、蜷川さん演出の歌舞伎を見ました。
12夜というシェイクススピアを題材にした新作。
すごく斬新な舞台美術と名前は一般的ではないけれど素晴らしい演技力を持つ
出演者たち。
とてもよかったです。
音楽もいつものお囃子とプラスαがあるのですが、個人的には最初のひとつを
除いては必要性を感じませんでした。
それより違和感が強すぎて...
音楽性もそうですけれど生楽器とスピーカーから出てくる音でも、
まったく異物という感じです。
雷の音とかも昔の方法でやって欲しかったかなぁ...
でも舞台美術はすごいです。
いや、いつもの歌舞伎座というところを考えても、すごくよかったです。

実は歌舞伎をよく見ています。
多い時では毎月の演目ごとに、少ない時でも2ヶ月に一度くらい。
10年以上前には懇意にさせてもらっていた片岡秀太郎さん(女形)に
楽屋まで遊びに行かせてもらっていました。
先代の片岡仁左衛門さんにも2度ほどお会いしたことがあります。
もちろんサインもいただきました。
当時ほとんど目が見えない状態だったのですが、花道を見栄を切って
タッタッタと帰って行く姿はすごくて、泣いてしまったこともあります。
今の片岡仁左衛門も踊りはきれいで滑稽なやくもいいですけれど、
先代のあの重みのある演技に到達するのはいつのことでしょうか。
現在では片岡孝太郎さん(女形)と知り合いでありますが、まだ楽屋に遊びに
行くほどではないです...
そういえば孝太郎さんと父である仁左衛門さん二人で踊ったことがあるのですが、
非常にきれいでした。
親子であるということと役柄では男と女という関係、なかなかドキドキ
しましたけれど。

歌舞伎の中でも今回観たものは異色といえます。
以前にも野田英樹演出で勘九郎主演のものを観ましたが、面白いものです。
今年もやっていたような気がしましたけれど...


私の家でCM撮影が行われました。
いえ私が出演するのではなくて、家そのものを撮影現場として提供したのでした。
監督が知り合いだったこともあるのですが、当日、トラック3台ほどで撮影機材や
撮影美術道具(家具類)が運び込まれると、とても自分の家ではないような
そんな錯覚になりました。
家そのものが古いですけれど、それにあわせてアンティーク家具が運び込まれると
タイムスリップしたような感じを受けます。
とにかくじんわり重く暗い、お金持ちの実家といった雰囲気でしょうか。
いつもはミッドセンチュリーっぽい家具ですから、全然違いますけれど...
出演者はバレリーナの森下洋子さん。
相変わらずとてもかわいいすてきな人でした。