■2004年8月10日
昨日、静岡のとある場所で24時間テレビのドラマ「父の海、僕の空」の
収録ロケがありました。
今回の出演者は山崎努さん、高橋恵子さん、タッキーこと滝沢君と豪華です。
私もちょい役として感動のラストシーンに参加させて頂きました。
あまり詳しくはかけないのですが、この御三人の真ん前で私はチェロを弾くのですが、
もう緊張して困ります。
目のやり場に困ってしまうのですよ、本当。
高橋恵子さんは昔から大好きな人でしたけれど、本当に綺麗で感動してしまいました。
「光とともに」というドラマにも出演されていたのですが、私が音楽をやっていた
というのは気が付かれていなかったみたいでした。
山崎さんはこの日2回目だったのですが、ますますファンになりましたし、
滝沢君は近くで見るとすごーく綺麗な顔していますね。
まつげが長いのがすごく羨ましい。
家を朝6時半に出てロケ現場に着いてからはずーっと撮影。
撮影といっても大半は「待ち」なのです。
もちろん出番の少ない私はほとんどが待っている時間なのですけれど...
しかも私の本職である音楽制作の仕事は、まだ途中です。
当日も睡眠時間2時間でロケに行きました。
行きは良かったのですが帰りは東名渋滞36キロ!!
睡魔と戦いながらの運転は本当に大変でした。
こういう大変な時に限ってマネージャーは新幹線で帰ってしまうし、誰も私を
フォローしてくれる人はいません。
つくづく独りっきりを感じます。
あまりにも眠くてサービスエリアでの睡眠も考えましたが、この眠気では
寝たら最後、朝までコースになるだろうなぁと思い、自分の顔を
ビンタしながら(?)車を走らせました。
あまりにも混んでいた東名を途中迂回したのですが、不思議なことに
一般道ではあまり眠くなりません。
道沿いにあるおみやげ屋さんの看板が珍しかったり、もちろん信号もありますから
それなりに緊張するからでしょう。
(小田原辺りは梨を売っているおみやげ屋さんがありましたが、一かご1500円は
ちょっと高いなぁ、と思ったり。実家のある多摩川沿いでは昔は梨園が
たくさんあって、取り邦題食べ放題という記憶しか残っていないものだから...
もちろん入園料は払うのですが)でもいったん高速道路にはいると混んでいても
すいていても単調な風景、単調な速度とともに大きな睡魔が襲ってきます。
あのまま一般道で帰れば良かったのかなぁ、と思ったりもしました。
今年のドラマはとてもいい感じです。
8月21日21時です。お忘れなく。
まだ、世界の車窓からDVDの制作、続いています。
もう4ヶ月近くになりますね...
今月はマスタリングで海外にも行きますし、来月はやっとお宝映像の制作になります。
このお宝映像DVDはどうもDVD10巻全部を買った人だけに付いてくるものらしく、
ゲットはなかなか難しそうです。
このDVDだけたくさん余ってしまったらどうしよう、とちょっと心配ですけれど。
CDのためにマスタリングにはロスへ行くつもりなのですが、何度も行った
アメリカでまだやりたいことが一つ残っています。
それはメジャーリーグ観戦。
もちろん日本でも球場に行ったのは35年以上前に父が連れて行ってくれた甲子園しか
なくて、後は後楽園球場がドームになる前のMichael Jacksonのコンサートでしょうか。
Michael Jacksonの時は座席がちょうどピッチャーグランドのあたりで、
球場にはほぼ満席に近いお客さんが入っていましたから、この大声援の中で
ひとり球を投げるのって結構すごいことだなぁ、と感心したのを覚えています。
残念ながらロスはほぼ日帰りに近いスケジュールなので野球観戦は出来ませんけれど、
日本人プレーヤーが活躍している今こそ一度は見てみたい、と思っています。
コンサートはアメリカでもたくさん見ました。
記憶に強く残っているのはまず、17年前のSTINGのマジソンスクエアガーデン。
仕事中だったのですが当時のマネージャーと行けばどうにかなるよ、と開演時間を過ぎてから
会場に到着して、ダフ屋さんから買いました。(本当はいけません!)
面白いもので開演時間を過ぎていたので、正価の金額から更に3割くらい
値引きしてくれました。
妙にこの人いい人だなぁ、と思っちゃったりしましたけれど。
彼のコンサートの音は本当に素晴らしいもので、どうして日本人のコンサートでは
こういう音にならないのだろうと悩んでしまいました。
マジソンスクエアガーデンの横には綺麗にエアブラシペインティングされた彼の
ツアーバス、ツアーコンボイが停車していて、それはそれは格好いいものでした。
今でも憧れますね、アメリカツアーをバスでまわること。
ツアー中にバスの中でメンバー同士が喧嘩したりして、と映画みたいなものを
想像してしまうのですが。
あとはSimon & Garfunkelのサイモンのソロコンサート。
前座ではないのですが、なんとオープニングとしてSimon & Garfunkel
二人の演奏が20分くらいありました。
泣きましたね〜、本当。
これって本物だぁ、という感動。
レコードで聴いていたそのままの二人、そのまま聞こえてくるんですから。
まったくのサプライズでした。
その感動に比べてサイモンのコンサートはつまらなくて、途中で帰ってしまいましたけれど...
それから先日死んでしまったジョニーキャッシュ。
カントリーウエスタンの神様で刑事コロンボでも犯人役でゲスト出演していましたね。
10年以上前ですが、この人のコンサートを見にニューヨークからフォルクスワーゲンの
ミニバスで、アメリカ人の友人と後はその友人という見知らぬ人達10人くらいで、
ニュージャージまで3時間くらいかけていきました。
当時ジョニーキャッシュが誰かも知らなくて、勧められるがままに行ったのですが、
本家本元のカントリーウエスタンですごかったです。
来ている人達みんなウエスタンブーツにハットですから。
会場の周りはとてもそんな雰囲気のところではないのですが、とにかく来ている人達が
すごかった、という思い出です。
内容そのものはよくわからなくて、途中ロビーで時間をつぶしたり
してしまいましたけれど、今となってはもう一度見てみたいと思ってしまいます。
そしてなんやらヒッピーみたいな人達と彼らによく似合う車に揺られていったのは、
いい思い出です。
そういえばジョニーキャッシュのツアートラックもすごいのが止まっていました。
小さなジャズクラブにもたくさん行きました。
ニューヨークで遊んでいた時は友人から自転車をもらって、夜な夜なクラブを
自転車でまわっていたという感じです。
お金もなかったからタクシーなんてとんでもなかったし、でも夜12時過ぎてからの
夜道は今のミューヨークでは考えられないほど怖い時代でしたから、
歩いても地下鉄でも帰れませんでした。
この自転車ではほとんど何処へでも行きました。
小さなクラブでの演奏では、休憩時間では演奏者が隣の席に座ったりもします。
お気に入りのクラブではカウンターにいると大抵彼らがやってきて、面白かったです。
もちろん当時まったく英語の出来ない私は、隣から眺めているだけでしたけれど...
でもそのクラブも今はもうない、と聞いています。
ニッティングファクトリーというクラブがあって、今はもう綺麗に作りかえたとは
聞きますが、昔は結構アバンギャルドなものをやるところで有名で、
私も一度そこに出演したことがあります。
グランドセントラルでストリートミュージシャンをしていたショーンという
チェリストに声をかけて仲良くなって、何かセッションをしようという話になり、
女性チェリストをもう一人紹介されて三人でセッションをしました。
ビレッジヴォイスという小さな新聞に小さく紹介されただけなんですけれど、
当夜一杯になるほどのお客さんが集まってくれて。
日本人が演奏、となるとお客さんも日本人だけだったりしますけれど、
逆にひとりも日本人がいなくて面白かったです。
私は観光ビザで入っていますからお金はもらってはいけないのですが、
確か30ドルくらい出演料をもらいました。
アメリカでギャラとしてアメリカドルをもらったのはそれが最初で最後ですが、
初めて稼いでもらったお金よりもすごくうれしかったのを覚えています。
それは今でも使わずに何処かにしまっているはずですが、最近見ていません...
ミュージカルもアメリカでたくさん見ましたが、どうしてもダメだったのが「
キャッツ」でした。
今時これを見ていないのも私ぐらいだろうと、ちょっと時間があった時に
ブロードウエイで観たのですが、途中の休憩時間に帰ってしまいました。
ごめんなさい。
何がダメって自分でもよく説明出来ないんですけれど、たぶん人とは何かが
違っているのだろうとちょっと反省もしたりしました。
面白いこともあって、あるミュージカルを見に行ったらオケピットに
昔一緒にレコーディングをしたベーシストがいたので、休憩時間に声をかけました。
彼もびっくりしていましたけれど。
ちょっと古い話になりますが、4月からのドラマ「光とともに」の
オフィシャルページを今頃見つけました。
http://www.ntv.co.jp/hikari/
長々と一ヶ月分くらいの日記になりました。
それではまた。