Motel Chronicles


■2006年9月1日

納豆、好きですか?
私は大好きで、以前、日立でのコンサートの帰り、高速道路のSAで
買った納豆がすごくおいしかったのをブログにも書きました。
今、スタジオでトラックダウンの作業中ですが、今日の朝も時間がなかったので
納豆ひとつ食べてスタジオに来ました。

そんな納豆好きにと、友人ディレクターが実家である北海道から
納豆セットを送ってくれました。
もう幸せ一杯、こんなにうれしい頂き物はありません。
いや他にも板垣のラフランス、山形のサクランボと好きな頂き物は
数多くありますが、納豆は初めてでした。
いろんなメーカーの、でも北海道の遺伝子組み換えをしていない大豆を
使った納豆の食べ比べを出来るわけです。

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なかなかこうやって並べると壮観ですよね。
ただ、いろんなものをまとめているので、残念ながら賞味期限が
どれにも書かれていないのです。
もう一週間になりますが、まだ半分、と言うところでしょうか....
普通に売っているものより中身が多くて、ひとパック食べるだけで
ちゃんとした朝ご飯になったりします。
まぁ納豆ですから、多少賞味期限が過ぎたところで、かえって美味しくなる
ような気はしていますが。(笑)

シネマダブモンクスのレコーディン時の写真を発見。
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ジャケット撮影の時に中島パテシエとのツーショット。
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山下洋輔さんとデュオのレコーディングをしました。
大昔、まだ新宿ピットインがまだあった頃、彼のライブにネコカルの
一員として参加していました。
サントリーホールのガーシュインのラプソディインブルーのコンサートにも、
参加させてもらいました。
彼のピアノは独特て憧れであったのですが、やっと自分の仕事に
参加してもらえて感激のうちにレコーディングは終わった次第です。
あまりに感激していて、写真を撮るのをすっかり忘れてしまいました。

この日にもうひとりピアニスト、紺野紗衣さんにも参加してもらいました。
このスタジオにはスタンウエイとベーゼンドルファー、2台置いてある
何とも贅沢なスタジオ。
どうせならということで、2台の連弾を録音してみました。
この曲がアルバムに入るかどうかは、まだちょっとわからないのですが....
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また、数日前のレコーディングセッション、村上ポンタさんという大好きな
ドラマーをお呼びすることができました。
会えばお話をするくらいの顔見知りでしたが、自分の仕事に
参加してもらうのは初めてです。
洋輔さん曰く、そんな不良と付き合ってはいけない、でしたが、お互いに
どっちもどっち、らしいです。
それから私がデビュー前からよく知っている、プロデューサーの武部聡さん。
普段は譜面を書く側の人ですが、ピアニストとしてお呼びしました。
ベースは修浩一さん。
私と同じ年齢だということが判明。
それともうひとりのゲスト、尺八の藤原道山。
それと桐山ストリングスを同時録音でセッションをしました。
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昔はこういうスタイルが当たり前だったのですが、今ではマルチトラックが
流行ってしまいましたから、一人ずつ録音、というのが
普通であります。
このレコーディングはほとんど主要ミュージシャンが私と同年代、もしくは
それ以上の年齢なのですが、本当に上手くて素晴らしい人たちです。
同時録音が出来るというのも、たぶん、若い人たちには無理なんじゃ
ないかなぁとも思ったりします。
バンド以外でしたら経験もないでしょうし....
でもこういうスタイルは、ミュージシャンの組み合わせで録音の出来が
左右されますから、そのセッティングひとつにもドキドキでリスクもあります。
でもうまくいった時の喜び、達成感は自分一人のものではなく、
その場に参加してくれたミュージシャン全員が共有出来るもので、
コンサートに近いものがあります。
実際、みんなニコニコ顔で帰っていってくれました。
いいレコーディングの時は、スタジオからなかなか帰りたくないかんじでも
あります。
そんなレコーディングでした。
パチパチ。