Motel Chronicles


■2006年8月22日

L'OCCITANEはだいぶ前に流行ったのですね。
私はあまり流行ものに疎いので、知りませんでした。
早速フランスの友人からメールが来て、L'OCCITANEの言葉の由来は、
「オクシタニ地方」から来ています、との事でした。
たくさん説明があったのですが、掲載の許諾を取っていないので
やめておきます。
メールをくれた友人のブームはPATYKAだそうです。
香りがとても優しくて、ボトルがシンプルらしいのですが、
webで見たところ私にとってはちょいフェミニンすぎるというか、
ユニセックス感が希薄なので、しばらくはL'OCCITANEで
いってみようかと思っています。


昨日は藤沢のスタジオでした。
宿泊設備がついてご飯もちゃんと出してくれる、とてもいいスタジオです。
東京から1時間くらいと、リゾートに浸るにはちょい微妙な距離ですが....
昨日のプロデュースは沖縄在住の、Cinema Dub Monks
統括プロデューサーから彼らのCDを聴かせてもらって、あぁいいなぁと思い、
アレンジをお願いをしたのです。
CDから想像されるレコーディング作業風景、沖縄の人、等々、いろいろな覚悟は
充分していたつもりですが、でもやっぱり作業の時間の流れには
ついて行けませんでした.....(笑)
ゆっくりなんですよねぇ〜。
さすが沖縄、という感じ。
短い単純な曲だったのですが、悩み迷い、8ミリやスライドまで見て
イメージを膨らまし、8時間かけてレコーディングをしました。
こういうスタイルはヘッドアレンジといい、なんとなく頭の中でアレンジの
イメージだけを考えてスタジオに来て、音を出しながら曲を構築して行く、と
いうものなのですが、下手をすると曲をスタジオで作る人もいます。(笑)
でも、そんなゆったりのんびりと仕事を出来たのはだいぶ昔のことで、
今はやはり予算というものから、そんなことは絶対に許されません。
ちゃんと自宅スタジオで譜面を書きある程度(だいたい70%くらい)の
構想を作ってから、スタジオ作業です。
彼らを見ていて、ちょっと羨ましくなりました。(笑)
私がいつもやっているサントラのレコーディングでしたら、8時間もあったら
「ハイッ!行くよ〜!!」と20数曲完パケ!!です。(笑)

彼ら二人とチェロも一緒に演奏をしたのですが、演奏の緊張感とか
気持ちのピークをいつどこに持って行っていいのかわからず、
無駄な緊張感を数時間保持していて、最後には疲れきって
眠くなってしまいました。
自分自身、人間がまだまだだと言うことを痛感した次第であります。
いかに普段あくせく動いているか....
とはいえ、そういう感じも嫌いではないのですが。
あくせくしている部分があるから、緊張感や気力がみなぎり
普段とは違う力が出てくる、というのもありますし、その部分があるから
そうじゃないオフの部分も楽しめる、と最近はそう感じています。

そうはいえ、昨日のレコーディングは長時間かけただけあって
「ゆるい感じ」は大変良く出ていて、自分の曲がまったく違うものに聴こえます。
これもまた楽し、です。
あぁでもメンバーの人たち、みんな沖縄出身ではありませんでした。
これまたびっくり。
でも既に人生の半分以上を沖縄で過ごしているらしく、まさしく
沖縄の人、でした。