Motel Chronicles


■2006年5月24日

ここ二ヶ月ほどすごくばたばたしていて、更新もままならない
感じであります。
病気でもないけれど仕事がない時は一日中寝ていたりと、
毎日眠いです。(笑)
いくら寝ても寝足りない感じ。
病気じゃないからいいのですけれど....

時間がある時は週に2度ほどジムに行ってトレーニングをします。
すべては健康、いやいかにチェロを良く弾けるか、に行き着くのですが、
身体にしみついた癖というのは半年くらいでは治りません。
でも腰の状態はだいぶいい感じに安定してきて、うれしい限りです。

さて、更新をさぼっていた間にもいろんな仕事はしておりました。
最近ではウーファンさんという中国琴演奏者のアルバムで、一曲ほど
プロデュースさせていただきました。
プロデュースとはいえ曲は古い中国の歌をアレンジしたものですが、
ただではすまない私のアレンジですから、ちょいひねっております。
久しぶりにチェロカルテットを書きました。
バイオリンやビオラを入れたカルテットもいいのですが、
チェロカルテットはもっとすごいですよ〜。(笑)
音の深みと言うか響きというか、ちょっとぞくっとします。
もちろん、上手な人たちでなければなりません。
今回はその人たちのスケジュールでレコーディング日が決まりました。
うーん、主役のウーファンさんを待たせてなんて、贅沢ですね〜。

でもチェロカルテットの欠点をひとつ。
第一奏者(たいてい私ですが)が演奏がとても難しくなります。
つまりバイオリンのような音域までカバーしなければならないので、
自業自得、いや自分で譜面を書きながら自分をいじめる「SとM」
どっちも状態です。
演奏者面々はこんな感じ。
P1020337.JPG
みんな、本当にうまいです。
第4パートを弾いてくれた左端の彼は私の一回り下だそうで、
自分の年齢を感じてしまいます。
うまいから許すけれど...
音は是非ともCDで聴いていただきたいです。


最近はまっていることは、ちょっと流行から遅れているのですが
歩きながら音楽を聴くことです。
最近歩くことがとても多くなったので、普段音楽をあまり聴かない
私が珍しく携帯プレーヤーを引っ張りだしてみました。
私は初代ウォークマンからの世代ですから、歩きながら音楽を
聴くことはもう25年以上前にやっていることなのですが、
最近その概念を大きく変えたのがiPodのシャッフルです。
つまり音楽の順番を勝手に変えてしまうのですが、
これがとっても新鮮なのです。
私のiPod shuffleにはいろんなジャンルの音楽が入っていて、
今日はキングクリムゾンのあとにサリフケイタ、ジョアンボスコ、
私のドラマ音楽、名前のわからないブラジルもの、40年以上前の
サラボーンとナットキングコールのデュエット、ディープパープルと
ハチャメチャな選曲が続きます。
でもこれがなかなかなのです。
周りの風景が音楽とともに一瞬にして変化していくのが楽しくて、
しばらくはまったままになりそうです。
でもこれは車の中では今ひとつなのです....
音楽の変化と車窓の変化がずれてしまうような、そんな感じです。


少し前に獣王星の仕事が終わったと書きましたが、マスタリングも
無事に終了しました。
今回はエピックからのCD発売なのでソニースタジオでのマスタリングです。
珍しく順調に仕事が進み、この日中にちゃんと終わりました。
ウーファンさんのレコーディングも順調だったのですが、CDの
〆切が間近だったので、スタジオを移りそのままトラックダウンに
入りました。
えーっと、終わったのは朝6時頃だったでしょうか...
写真はソニースタジオでのマスタリング風景。
P1020328.JPG


久しぶりの東京タワーです。
P1020335.JPG


今週の日曜日は京都の実相院でのコンサートです。
チャリティコンサートです。
チケットは全部売り切れたようで、大変うれしいです。
初めての試みなのでスタッフ共々ほっとしているところです。
おしゃべりとチェロのソロ曲だけでの構成ですが、とても
素敵なところなので今から楽しみにしています。
このチャリティはずっと続いていくようで、次回はゴンチチが
出演すると聞いています。