今日はカメラのレンズ話。
わけわからない人は飛ばして読んでくださいませ。
Noctilux 50(ノクチルックス)というライカのレンズがあるのですが、これが最新のだと
F値がなんと0.95という恐ろしいほど明るい。
もちろん値段も恐ろしく高くて、新品は確か100万円弱くらいするんじゃなかったかな….
ライカとはいわゆる男のバーキンであります。(笑)
中古も50万円くらいするのですが、ネットに掲載されているものは、もう一週間もしないうちに
どんどん売れて行ってしまいます。
みんなお金があるんだなぁ…..
もうカメラを始めて40年近く、その中でも最初のカメラがヤシカで確か50ミリくらいの
レンズが付いていて、その後はOM2と85ミリのレンズで撮っていました。
ライカを買ったときは35/f2のSummicron(ズミクロン)。
本当はSummilux(ズミルックス)が欲しかったわけですが、もちろん30歳の私には
そんなお金はなくSummicronとなったわけですが、でも今でも使っている頼もしいレンズです。
ライカの購入以来、私の中では35ミリという焦点距離が基本のものとなり、もう20年近く
このレンズを使い続けることに。
ところがここ最近、f2以下の明るいレンズというのに最近心惹かれていていました。
大口径の標準以上のレンズで後ろをぼかして撮りたい….特にコンサートツアーなどで
ミュージシャンを撮ったりしていると、そう思うことが多々あるのです。
ステージはとても暗いので、明るいレンズも欲しい。
もちろん広角のすっきりした画も好きですが、もうちょっと人間くささが欲しいというか….
で、いつもの新宿のカメラ屋さんに何気なく(確信的にかな?)出掛けていったら、
ちょうど気になっていたレンズが中古で出ていました。
これはメチャラッキーとばかりに、買ってしまいました。
やっぱり出会いですねぇ。(笑)
ネットでもそのカメラ屋さんの在庫はわかるのですが、これはネットに出る前のもの、
と言うわけで晴れてf1.1という滅茶苦茶明るいNokton(ノクトン)50/f1.1が私の手元に来ました。
このレンズが来てから新しい発見がいっぱいで、久々に買って良かったな、というレンズとなりました。
実は最後まで1万円ほど安かったCarl Zeiss C Sonnar(カールツァイス ゾナー) T* 50mm F1.5と
このNokton50/f1.1と迷ったのですが、Noktonが元々品薄で中古も出ていなかったので、
現時点での希少価値とたった0.4明るいだけですが、Noktonにしました。
ゾナーレンズもいつかは試してみたいと思っているものですが、
いずれお金の余裕が出来たときにでも、かな。
ここでレンズの説明をしてもしょうがないのですが、もう少しだけ。
まだ新しいレンズでネットでインプレッションを探しても、あまりまだ出ていないものです。
私が使った印象では、とにかく近距離で対象物を狙ったときは、ピントがあったところ以外は
ぼけまくります。(笑)
ノクチルックスというレンズは使ったことがないのですが、以前持っていたズミルックスの
50/f1.4などではぼけが流れる感じがあって、私はとても嫌いでした。
なので人にあげちゃいました。
今はちょっと後悔していますが。(笑)
もちろんレンズ自体の当たり外れもあると思いますが、Noctiluxもぼけ味は同じようなものと
聞いています。
でもこのNokton50/f1.1はぼけがとても美しい。
開放で撮るともう後ろは何が写っているかわからないほどですが、でもそれもまた美しい。
対象物もそのぼけの中から滲むことなく引き立っていて、後悔のないレンズです。
ピントはさすがに開放ではもう一歩という感じですが、ハイスピードレンズとしては
まぁまぁではないでしょうか。
意外と、というか当たり前かも知れませんが、風景とかを撮るとごく普通です。
私には逆に使い慣れている広角系の開放感がなく、とてもつまらない画となってしまいます。
本家本元Noctiluxの1/10の値段でもっと良いレンズ(と錯覚している)が買えたことに、
ちょっとうれしい今日この頃です。
でも本当はNoctiluxも気になっているんです。(笑)
Noktonでひとつビックリしたのは、夜に露出オートで何気なく空を撮ってみたら、
自分でも気が付かなかった雲までがきちんと写っていました。
明るいレンズってすごい….
どのようにぼけるかの写真を載せたいのですが、人ばかりを撮っているので
なかなか簡単には載せられません….
こんな写真でなんとなくわかるかしら?


同じ焦点距離のレンズだったら何を使っても同じに写るはずなんですが、これがそうじゃない
ところにカメラの奥深さ、いや、はまってしまうところでしょう。
強者は同じ銘柄の同じレンズの年代別までそろえ始めますからね….
何が違うの?と私だって思ってしまいますが、作られた国(ドイツかカナダか、とか)や
年代によってレンズ構成が変わっていたり、と、謎も多いのです。
そんなふうになってしまうのは、ライカくらいじゃないかなぁ。
魔物です。(笑)
フィルム時代は車と一緒でカメラは古いものがものとしての完成度が高く、例えば私が生まれた頃に
販売していた、M3というモデルなどが製品としては最良とされていました。
でも今はライカといえどもデジタルの時代。
最新が最良です。
先月発売になったM9というモデル、私はいつまで買わない我慢をしていられるでしょうか….(笑)
ところがレンズは古いものも新しいものもそれぞれに個性があり、どちらが最良、とはならないのです。
でも私が持っている40年前のレンズも現代のライカカメラに取り付けられる、というのは
本当に素晴らしいことです。
そしてデジタルになったことで、更に古いレンズの良さや特徴が、際立ってきたようにも思えます。
